砂町の老舗ベーカリー「ナカヤ」は
レトロな看板が目印!2019.08.19

創業85年をむかえる砂町の老舗ベーカリー「ナカヤ」は、「ルブリカント」から自転車で約3分。荒川サイクリングロードからも近く、サイクリストさんにも人気です。
目印は、「ナカヤのアンパン」と書かれたレトロな看板です。

自然光が差し込む店内。パンはおよそ80種類あるそうです。北海道・長野などの国産小麦からフランスやカナダなどの輸入小麦まで、製品によって産地の違う粉を使い分けるのが店主のこだわり。


創業当時はあんパンやカレーパンをはじめとする菓子パンがメインでしたが、3代目にあたる現在の店主がデニッシュやフランスパンを取り入れました。 創業以来の伝統の味を守りつつ、新しい風を融合した「いいとこ取り」のパンの数々が並びます。

ナカヤといえば「あんぱん」

「ナカヤ」にきたら外せないのが、やはり「あんパン」。北海道十勝産の小豆を使った自家製造のあんは代々受け継がれてきた味です。
あんパンは「あんぱん(こしあん)」「小倉あんぱん」「しろあんぱん」「栗あんぱん」「うぐいすあんぱん」の全5種類。いずれも180円です。

入り口すぐ、レジの隣にあんパンコーナーがあり、迷わず直行するお客さんも。週末はあんパンだけで800個製造するのだとか!

この日はお昼前に伺ったのですが、小倉あんぱんは売り切れでした。朝製造したものがお昼頃売り切れ、昼過ぎに補充したものも夕方に売り切れになることが多いそうです。 お目当ての商品がある場合は、電話予約がおすすめです。

「あんぱん」の中を割ってみると、あんがぎっしり。さらりとした食感のあんは、口の中で溶けながら上品な甘さを残していきます。パンの弾力、小麦の甘みも感じられ、少しずつ大切に味わいたくなる逸品でした。

自家製あんを使ったバラエティ豊かな人気商品

自家製あんを使った商品はバリエーション豊か。写真一番上から時計回りに、「栗あんぱん 180円」「あんバター 280円」「ほうじ茶のぱん 230円」「コーヒーとあんこのドーナツ 200円」「あんぱん 180円」。

「ほうじ茶のぱん 230円」はほうじ茶の香りが香ばしいパンに、小倉あんをサンド。
「コーヒーとあんこのドーナツ 200円」は、コーヒー風味の生地に白あんが挟んである斬新なドーナツ。ズシンとボリュームがあり、コーヒーの苦味が白あんの甘みを引き立てます。

迷わず買いたい「あんバター 280円」。

歯ごたえ抜群のフランスパンは噛むほどに小麦の深みを感じます。中のあんとミルキーなバターが染み出してきて、誘われるようにガシガシ食べ進めると…あっという間になくなってしまいました。

店員さんに教えてもらった「サイクリストに人気のパン」

週末には大勢のサイクリストさんが訪れるということで、店員さんに「サイクリストに人気のパン」を教えていただきました。写真上から時計回りに、 「国産のパプリカのピザ 300円」「きなくろ 240円」「あんバター 280円」「辛口カレーパン 180円」。

ボリューミーなピザは日替わりで、週末には2〜3種類あるそうです。
生地にきな粉が折り込まれ、外側もきな粉とグラニュー糖で覆われたクロワッサン「きなくろ」は意外にも男性人気が高い商品。
あんバターは不動の人気ですね。
カレーパンは辛口とノーマルがあり、お好みで選べます。

早朝サイクリングは美味しいパンから始めよう

営業は早朝6:30から。お店ではコーヒーや牛乳などのドリンクも販売しており、テイクアウトした商品はお店の外のベンチで食べることもできます。

毎日の朝ごはんとしてはもちろん、サイクリング前の腹ごしらえにもおすすめの「ナカヤ」。ぜひ行きつけのベーカリーにして、お気に入りのパンを見つけてくださいね。


※記事中の商品価格は全て税抜です。


店名:ナカヤ
予約・お問い合わせ:03-3644-3573
※パンの電話予約可能。当日でも、何個からでもOKです。
住所:東京都江東区東砂6-20-8
営業時間:[平日] 6:30~18:30
[土曜日] 6:30~18:30
[日・祝] 6:30~18:00
定休日:火・水
公式Facebook:https://www.facebook.com/nakaya.anpan


〔取材:山本蓮理〕

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