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心も胃袋も満たされる、
江古田の魅力をレポート

TOPICS2019.04.05
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一人暮らしをするなら、どんな街に住みたいですか?
治安のよさ、飲食店の豊富さ、アットホームな雰囲気など、重視するポイントは人それぞれだと思います。今回はPLAYが建つ江古田がどんな街なのかご紹介すべく、ナビゲーターとなってくれる友人と一緒に、実際に江古田の街を歩いてみました!

本格イタリアンでランチ

待ち合わせは江古田駅。池袋から西武線に乗り込み電車に揺られること6分、あっという間に江古田駅へと到着しました。武蔵野音楽大学や日大芸術学部を擁する江古田の街。駅にも楽器を持った学生さんの姿がちらほら見受けられます。改札を出て北口のエスカレーターを降りると、「ようこそ、江古田へ!」既に待っていた友人がおどけたように腕を大きく開き、迎え入れてくれました。
「今日はちょっとだけぜい沢なランチにしよう。ずっと行ってみたかったイタリアンのお店があるんだ」
そう言う彼女に連れられ、駅から3分ほど歩いたところにあったのが『カフェ ブル』。

「江古田はおしゃれなご飯屋さんがいっぱいあるから、なかなか制覇できないんだよね…」
隠れ家へと続くような階段を上りながら、彼女が本気で困っているのがおかしくて笑ってしまいました。何を隠そう、筆者も大の食いしん坊。江古田に住んだらあちこち通いつめて太ってしまうかも…!なんて。
お店は落ち着いた雰囲気で、先客の様子をうかがってみるとリピーターさんが多い様子。
「これは期待できそうだね!」
と嬉しそうな友人は、ランチコースのスープを一口飲んで「ね、言った通りでしょ」というように得意顔を見せます。

牡蠣とイクラ、旨みの詰まった赤身肉のロースト、サーモンとクリームチーズ…色とりどりの前菜盛り合わせ。ボリュームたっぷりの本格パスタとペンネ。サクサクのパイ生地に乗ったアイスとイチゴのデザート。出てくるすべての料理が上品で丁寧、確かに感動するおいしさです。

お腹が満ちたあとは、いつも朝ごはんに食パンを買っているという、おいしいパン屋さんを案内してくれるとのこと。友人に導かれるまま線路沿いを進むと、『江古田ゆうゆうロード』というどこか懐かしい雰囲気の商店街に行き着きました。

商店街を練り歩いてパン屋さん

音楽大学で見つける将来への道

「江古田は商店街が楽しいところも私は好きだなあ。あっちに行ったら『江古田銀座商店街』があるの。帰りにまた案内するよ。パン屋さんはゆうゆうロードの方だから、先にこっちね」
友人の言う通り、賑やかな商店街は、なんだかほっとする居心地のよさ。ゆうゆうロードは個人経営の百円ショップやおもちゃ屋さんなど懐かしい匂いを残しながら、バルやコーヒースタンドといった新しさも同居しています。友人も、街を行き来する学生さんたちも、商店街の方たちも自然体で、江古田でのアットホームな暮らしを垣間見た気がしました。

音楽大学で見つける将来への道

さて、ゆうゆうロードを新桜台駅の方へと向かう途中、細い路地に入ると、閑静な住宅地が広がります。その並びの中に、彼女が目指していたパン屋さん『パーラー江古田』はあります。

音楽大学で見つける将来への道

お店に入ると、ショーケースに美しいパンが並んでおり、その奥にはテーブルとカウンターの席が見えます。お腹はいっぱいだったのですが、パンの焼けるいい匂いの誘惑に負け、トーストのセットを食べて帰ることに。友人はバターとフレッシュチーズ、私はバターとキャラメルをトッピング。二人ともハンドドリップコーヒーを注文しました。コーヒー豆はカウンターに置かれたビンに入った2種類から選ぶことができます。
お店の方たちはとても気さくで、「江古田は、昔の街という設定で映画の撮影にも使われたんですよ」と教えてくれました。そんな楽しい時間を過ごしていると、トーストが焼きあがったようです。

音楽大学で見つける将来への道

トーストセットでは、3種類のパンとサラダを楽しむことができます。レーズンの入った甘いパン、黒コショウのアクセントが効いたパン。「どれも違う味で飽きないから、お腹いっぱいなのに食べられちゃうね」と、食べ進む手が止まりません。
友人いわく、江古田にはおいしいパン屋さんがたくさんあるそう。パン好きの彼女にとって、それも江古田に住む決め手の一つになったそうです。

夜の江古田の灯りは絶えない

音楽大学で見つける将来への道

お店を出ると、外はもう日が落ち始めていました。夜の江古田は、昼とはまた違った表情をのぞかせます。
「こっちの道は、お肉屋さんとか銭湯とかがあるよ。斜めのカウンターがある喫茶店も好きだなあ。飲み屋さんも多いんだけれど、みんなすごくリラックスしていて楽しそうじゃない?」
友人の視線の先を追うと、「牛すじ煮込み」や「枝豆」と書かれたメニューの貼られたガラス越しに、お酒片手に楽しそうに語らう人たちの姿が見えます。その光景は「日常そのもの」であるはずなのに、どこか非日常を感じるのは、江古田の街全体のレトロさが醸成している不思議な雰囲気のせいかもしれません。
「これでゆうゆうロードは終わり。さっき言ってた江古田銀座商店街の前を通り過ぎたら、江古田駅だよ」

音楽大学で見つける将来への道

到着した江古田駅の南口には、マクドナルドやカラオケ館などのお店が並んでいます。その中には、ライブハウスもあり、黒のドレスを着た女性たちが楽器を運び入れている姿を見かけました。
「江古田の夜は静かだけど、灯りは絶えないんだ。夜道も明るいよ」
あっという間に江古田駅に到着し、江古田散策の旅もここで終わりです。

暮らしに寄り添う江古田

芳ばしくて優しいパンの匂いが日常にちょっとした彩りを添えてくれたり、おしゃれなイタリアンレストランが休日のちょっとしたぜい沢にぴったりだったり、何よりここが居場所なんだと感じさせてくれるアットホームな商店街があったり。取材で訪れた街ですが、率直にここに住んでみたいと感じる、魅力あふれる街でした。